歯のお悩みブログ
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)とは──この記事の結論
まずは、この記事の結論からお伝えします。
- 金属の留め具(クラスプ)を使わない、取り外し式のブリッジに近い入れ歯です。内冠と外冠という2重構造で、残っているご自身の歯にかぶせて固定します。
- 就寝時も外す必要がありません。外すのは歯磨きのときのみです。「寝るときも外さなくていい入れ歯」を探されている方に適した治療方法です。
- 費用は治療費を含めて平均的に200〜300万円程度です(すべて保険外治療のため、保険は適用されません)。初診は5,500円(保険外診療)です。
- 種類は主に4つ(コーヌステレスコープ・AGCテレスコープ・レジリエンツテレスコープ・リーゲルテレスコープ)。残っている歯が1本でも治療できます。
- 歯科医師による技術差が非常に大きい治療です。歯科医院選びが結果を大きく左右します。
費用の詳細は「テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の費用、値段、料金表」、種類の選び方は「テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類」をご覧ください。

このブログは、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の教科書を執筆、全国の歯科医師に講義をする、数々の受賞歴を持つ当院の院長である私、小西が、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の全てを解説します。
※この記事のブログも含め、私が執筆したテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)に関する医療コラムをまとめていますので、いつでも見返せるようにブックマークに登録していただいてから読み進めていただければと思います。

この記事の内容は、
- テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)とは
- テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の特徴、メリット、デメリット
- テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類【4種類の比較表】
- テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の費用、値段、料金表
- テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で治療を受ける歯科医院の選び方
- テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のよくある質問
- まとめ
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)とは

テレスコープ義歯とは、ドイツ式入れ歯とも呼ばれる入れ歯の1種類です。テレスコープデンチャーやドイツ式テレスコープ義歯と呼ばれることもあります。
現在もドイツをはじめとするヨーロッパで多くの臨床実績と歴史がある治療方法です。
日本では「入れ歯」と聞くと「老い」の代名詞のようですが、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、従来の入れ歯とは全く異なります。

治療前:ブリッジを支えている歯がボロボロの状態

治療後:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)を装着している状態

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)治療後の見た目:とても自然で食事も生活も問題なく過ごすことができる。
お口の中がボロボロの状態であっても治療して残せる歯と、失った部分とを一括に補う「取り外し式のブリッジ」に近い治療方法です。
従来の入れ歯のように外から金具がみえることがないため、見た目がとても自然です。

治療前のお口の中の写真:通常の入れ歯では、残っている歯を支えに針金のようなバネ(クラスプ)を歯に引っ掛けて外れないようにする仕組みですが、これでは入れ歯が動くことや支えにしている歯を悪くしてしまいます。
歯は縦方向よりも横方向に弱く、弱い歯にバネのようなクラスプをかけてしまうと歯が抜けてしまいます。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で治療を行ったお口の中の写真:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、義歯がほとんど動くこともなく、残っている歯を傷つけることもありません。
また、従来の入れ歯のイメージである、すぐに外れてしまうこともありません。
なぜ「テレスコープ」義歯と呼ばれるのか|名前の由来と仕組み
テレスコープ(telescope)とは、望遠鏡のことです。望遠鏡の筒が入れ子になって伸び縮みするように、残っているご自身の歯に装着した「内冠」に、義歯側の「外冠」が入れ子状に重なって嵌まることから、この名前が付けられています。
この二重構造が、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の最大の特徴です。
- 内冠(ないかん):治療した歯にかぶせる、金属のキャップです。歯を保護する役割も果たします。
- 外冠(がいかん):内冠の上にかぶせる、取り外しができる義歯です。失った歯の部分と一体になっています。
針金(クラスプ)で引っ掛けるのではなく、内冠と外冠が面で接して嵌まり合うため、力が特定の歯に集中せず、義歯も動きにくくなります。
テレスコープ義歯の別の呼び方
同じ治療方法が、いくつかの名称で呼ばれています。いずれも指しているものは同じです。
- ドイツ式入れ歯
- ドイツ式テレスコープ義歯
- テレスコープデンチャー
- テレスコープ義歯
ドイツで発展した治療方法であることから「ドイツ式入れ歯」と呼ばれることが多く、当院でも両方の呼び方を使っています。
従来の部分入れ歯・ブリッジ・インプラントとの違い
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧ください
| テレスコープ義歯 (ドイツ式入れ歯) |
保険の部分入れ歯 | インプラント | |
|---|---|---|---|
| 固定の仕組み | 内冠と外冠の摩擦・吸着 | 金属の針金(クラスプ) | 骨に埋めた人工歯根 |
| 見た目 | 金具が見えず自然 | 口を開けると針金が見える | 自然 |
| 就寝時 | 装着したままでよい | 外す指導が一般的 | 固定式のため外さない |
| 外科手術 | 不要 | 不要 | 必要 |
| 残っている歯への負担 | 内冠で保護される | 支えの歯に負担がかかる | 支えにしない |
| 歯を失ったときの修理 | 外冠の修理で継続使用できる | 作り直しになることが多い | 再手術が必要な場合がある |
| 保険適用 | なし(保険外治療) | あり | なし(保険外治療) |

【症例集】歯がボロボロでもテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で綺麗になれて歯の悩みがなくなるBefore、After!治療方法と費用を掲載
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の特徴、メリット、デメリット
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、歯がほとんどない方でも、まだ歯を失った箇所は少ないものの全体の歯がボロボロの方でも治療ができます。
ご自身の歯が弱くても治療し残して義歯の支えとして利用します。そのため、噛んでいる感覚を感じることができます。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の模型:歯がないところも歯があるところも一括に治療できる。歯には内冠(ないかん)と呼ばれるキャップを装着する。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の模型:内冠の上に取り外すことができる一塊の外冠を装着する。
治療終了後も歯を失っても簡単な修理で対応できるため、作り替えをしなくても長持ちさせることも可能です。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の特徴とメリット
残っている歯を温存でき噛み合わせも整えられる
歯周病になってグラグラしている歯や虫歯でボロボロの歯をそのままにしてしまうと、噛めない上に、噛み合わせが不良であるため、より悪くなっていきます。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)はすべての歯を治療した歯に内冠を装着するため、虫歯や歯周病になりにくくなります。
噛み合わせも整えることができるため、歯への負荷を軽減することができます。

治療前の上顎を噛む面から見た状態:歯がボロボロだが、弱くても残せる歯を治療して利用する。

治療前の上顎を噛む面から見た状態:弱くても残せる歯を治療した後に内冠を装着する。

治療後:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の内部にはご自身の歯が残っている。
そして内冠の上に取り外すことができる外冠を装着しますが、状態に合わせて固定効果をコントロールできるため、弱い歯であっても温存することができます。
食べ物をしっかりと噛めることができ、固定する金属の針金がないため見た目がきれい
外から見た時に、入れ歯だというような見た目ではありません。
日本でよく見る部分入れ歯は、針金を使うため、口を開くとすぐに入れ歯だと分かります。
そのため口を開いたり笑ったり人と会うことが恥ずかしいと言われる方も少なくありません。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は口を開けても見た目が自然である。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は針金を使用せず、残った歯に義歯を被せた構造となりますので、義歯のずれが起きづらく、見た目も自然です。

【関連記事】ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)で治療した方の症例集まとめ|お悩み別実例解説
安定した付け心地で簡単にはずれることはない
入れ歯用接着剤で装着するわけではなく、歯や歯肉に対して吸盤のような吸着の力や摩擦に近い楔(くさび)の力で義歯が外れないようになります。
食事をした程度では外れることも、ぐにゃぐにゃと揺れることもないため、自分の歯のように自然に使うことができます。
患者様に合った歯を作ることができる
色や形を自由にできるため、より自然な歯にすることができます。

治療前:歯がボロボロで全体の歯が悪くなっていた。

治療前

治療後:上下ともにテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で治療を行った。

治療後
取り外して掃除ができるため清潔に保てる
インプラントとは違い、外冠は外すことができるようにしているため、治療後もセルフケアが簡単です。
修理しながら使えるため長く使える
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の治療では、残っている歯の虫歯や歯周病をすべて治してから内冠と外冠を取り付けますが、万が一を想定し将来歯が抜けてしまう可能性も想定します。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)では、内冠を装着している歯を抜歯しても、外冠を修理するだけで引き続き使えます。
就寝時も装着したまま
従来の入れ歯と違い、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は就寝時も装着したままにすることで、嚙み合わせを良い状態で維持します。
何より従来の入れ歯の場合、就寝時に外さないといけないという患者さんの精神的苦痛は想像に難くないでしょう。
インプラント治療のような外科手術がないため身体への負担が少ない
外科手術が必要ないため、持病を持っている方や体力に不安がある方も安心できる治療です。

過去に他院でインプラント治療を受け、化膿している状態。

インプラントを撤去した状態。インプラントは入れた後に歯周病になる可能性があることを理解する必要があります。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の場合、身体への負担がかからないことだけでなく、歯を残すことはメリットが大きいです。
噛んだ感覚は、歯根膜と呼ばれる歯根についているセンサーが食事に反応し、脳に信号を送ることで感じることができます。
天然の歯がなければ噛んでいる感覚を味わうことができません。テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)にすることで、残っている歯を守りながら食事を楽しむことができます。

【書籍紹介】ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)がよくわかるおすすめ書籍
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のデメリット
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のデメリットは、歯科医院や歯科医師によって治療技術の差が大きいところです。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)と名前は同じでも治療の方法や材質の違いが異なる場合がよくあります。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、本場ドイツから1980年ごろに日本に持ち込まれましたが、本場ドイツでの治療方法とは違ったテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)が広まってしまい、患者さんの予後は悪く、すぐ日本では廃れてしまった過去があります。
また、確かな治療技術や知識がなければ治療が失敗してしまうこともあります。
そのため、確かな治療技術や実績があるテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の名医のもとで治療をすることをおすすめします。
なお、治療そのものに伴う主なデメリット・リスクとしては、次のような点があります。
- すべて保険外治療となるため、費用のご負担が大きくなります
- 内冠を装着するために、残っている歯を削る必要があります
- 装着後しばらくは違和感や発音のしにくさを感じることがあり、調整が必要です
- 内冠を装着した歯であっても、歯周病や歯根破折によって将来抜歯となる可能性はあります
- 歯磨きのたびに外冠を外して清掃していただく必要があります

当院では全てのテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)治療は、歯がボロボロでテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)などの治療を行った症例報告で全国で何度も最優秀賞を受賞し、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で歯科医師向けに依頼講演や依頼執筆を行う院長の私、小西が全て設計から治療まで担当しますのでご安心いただければと思います。

【関連記事】注意!テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で失敗後悔しないために|最近テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のトラブルが多発しています
【関連記事】テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のデメリットとは:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の寿命は歯科医師の診断と設計力で変わる
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類【4種類の比較表】
本場ドイツをはじめヨーロッパでは、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の原型が1886年頃に確認されてから、現在ではテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類は把握しきれないほど存在すると言われています。
しかし、私はその中でも4つの種類でほとんどの症例に対応することができています。
それぞれのテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類の名称は、コーヌステレスコープ、AGCテレスコープ、レジリエンツスコープ、リーゲルテレスコープと言います。
患者さんの歯の状態や噛み合わせなどのお口の中の状態に合ったテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)を歯科医師が選択し、そしてデザインの設計を行います。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)4種類の比較表
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧ください
| 種類 | 向いている方 | 必要な残存歯の目安 | 固定の仕組み |
|---|---|---|---|
| コーヌステレスコープ | 奥歯や前歯がない方、歯がボロボロの方、部分入れ歯やインプラントを検討中の方 | 最低4本、6本以上あれば多くの場合適応 | 歯を支えにして義歯を固定 |
| AGCテレスコープ | 歯の神経がない歯が多い方、すでにインプラントが埋入されている方 | コーヌステレスコープに準じます | コーヌステレスコープと近似 |
| レジリエンツテレスコープ | 歯が少ない方、歯が弱い方、これから全ての歯を抜いて総入れ歯を検討している方 | 最低1本(5本以下の方向け) | 歯肉と義歯の密着による吸着現象 |
| リーゲルテレスコープ | 奥歯が2〜3本なくなった方で、部分入れ歯を検討されている方 | お口の状態により異なります | 義歯に内蔵された鍵(リーゲル)で固定 |
残っている歯の本数から見る、種類の選び方の目安
「自分にはどの種類が合うのか」がわかりにくいというお声をよくいただきますので、残っている歯の本数を目安にまとめました。
| 残っている歯の本数 | 主な選択肢 |
|---|---|
| 0本 | 総入れ歯(テレスコープ義歯ではありません) |
| 1〜3本 | レジリエンツテレスコープ |
| 4〜5本 | レジリエンツテレスコープ、またはコーヌステレスコープ |
| 6本以上 | コーヌステレスコープ、AGCテレスコープ |
| 奥歯2〜3本の欠損 | リーゲルテレスコープ |
上記はあくまで目安です。実際には残っている歯の本数だけでなく、歯の位置、歯周病の進行度、噛み合わせ、顎の骨の状態などを総合的に診断して決定します。診察のうえ、最適な種類をご提案いたします。
コーヌステレスコープ(コーヌス義歯・コーヌスクローネ・コーヌスデンチャー)


奥歯や前歯がない方、歯がボロボロの方、部分入れ歯やインプラントを検討される方にも使用できることが多いことが特徴です。
歯を支えにして、義歯を支えるテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類です。
ご自身の歯が最低4本で6本以上あれば多くの場合、適応することが可能です。
【関連記事】コーヌステレスコープ義歯とは|種類、メリット、デメリット、費用を解説します
AGCテレスコープ


コーヌステレスコープと近似していますが、歯の神経がない歯が多い方や、過去にインプラント治療を受け、インプラントが埋入されている方に向いているテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類です。
【関連記事】AGCテレスコープ義歯とは|種類、メリット、デメリット、費用を解説します
レジリエンツスコープ


歯が少ない、歯が弱い患者さん向けに開発され、5本以下の歯しかない場合に向いているテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類です。
最低でも1本の歯があればレジリエンツテレスコープにすることができます。
これから歯を全て抜いて総入れ歯にした方の治療の選択肢の1つです。
歯が少なく弱い場合は歯を支えにすると、歯が悪くなるため、歯肉と義歯の密着によって発生させる吸盤のような吸着現象で義歯を安定させます。
【関連記事】レジリエンツテレスコープとは|メリット・寿命・費用・症例を専門医が解説
【関連記事】50代60代で総入れ歯にしたい方へ|歯が1本でも残せるならテレスコープ義歯で解決
リーゲルテレスコープ


義歯の内部に小さな鍵が内蔵されており、鍵で義歯が固定される仕組みで、患者さんが手指で開閉することできます。
奥歯2本または3本なくなってしまった方の部分入れ歯を検討されている方に適したテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類です。
【関連記事】リーゲルテレスコープ義歯とは|種類、メリット、デメリット、費用を解説します
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の費用、値段、料金表
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、治療の種類によって金額が変わりますが、治療費を含めて平均的に200~300万円くらいになります(全て保険外治療となります)。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の費用の目安
| 治療費の目安(総額) | 200万円〜300万円程度 ※種類・お口の状態により変動します |
|---|---|
| 保険適用 | なし(すべて保険外治療・自由診療) |
| 初診(ご相談・診察) | 5,500円(税込・保険外診療) |
| 治療期間・通院回数 | 要確認 |
| 医療費控除 | 対象となります |
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は保険適用されますか
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)に保険は適用されません。すべて保険外治療(自由診療)となります。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、素材・設計・製作方法のいずれも保険診療の規定の範囲外にあるため、保険で作ることはできません。
保険で作れる部分入れ歯は、金属の針金(クラスプ)で残っている歯に引っ掛けるタイプに限られます。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の治療費は医療費控除の対象になりますか
保険外治療であっても、治療を目的とするものであれば医療費控除の対象となります。
1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超える場合、確定申告により所得税の還付を受けられる可能性がありますので、領収書は必ず保管してください。
※医療費控除の詳細は国税庁のウェブサイト、または最寄りの税務署にご確認ください。
インプラント治療や被せ物治療とちがい、歯が悪くなったら治療というその都度の治療ではなく、始めの治療ですべて一遍に全ての歯を治します。
そのため、初期費用は高くなりますが、将来的なことも踏まえればトータルではテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の方が安価になることもあります。
種類ごとの費用や、実際の症例に合わせた具体的な金額は、費用の解説記事で詳しくご案内しています。
【関連記事】テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の費用・値段を症例に合わせて解説します
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で治療を行う歯科医院の選び方
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)での治療を取り扱って歯科医院は全国に少なく、治療可能であっても治療技術や結果は歯科医師の技量によって異なります。
テレスコープ義歯専門やドイツ式入れ歯専門歯科医院というのも見かけますが、専門であっても治療技術や知識に差があることを理解することは患者さんにとって極めて重要です。
歯科医院を選ぶ際は、次の点をご確認いただくことをおすすめします。
- テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の症例数と、実際の症例写真が公開されているか
- 4種類のテレスコープ義歯を使い分けているか(1種類しか扱っていない医院もあります)
- 費用が事前に明示されているか
- 誰が設計と治療を担当するのかが明確か
- 治療後のメンテナンスや修理に対応しているか
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の治療を関東(東京・千葉・神奈川・埼玉)でお探しの方におすすめの歯科医院の探し方も解説しています。

【関連記事】東京・千葉・神奈川・埼玉でドイツ式入れ歯・テレスコープ義歯のおすすめ歯科医院の探し方
当院の院長である私、小西は、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)などの治療を行った症例報告で全国で何度も最優秀賞を受賞し、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で歯科医師向けに依頼講演や依頼執筆を多数行っております。


大学病院の教授を差し置いて、全国の歯科医師を代表して、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の教科書、指南書の執筆も行なっております。


当院では、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)治療は私、小西が全て設計から治療まで担当しますのでご安心いただければと思います。

【関連記事】注意!テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で失敗後悔しないために|テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の治療は歯科医院選びが全て
【掲載症例の治療内容・費用・リスクについて】
治療内容:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)による補綴治療(保険外治療)。残っているご自身の歯を治療したうえで内冠を装着し、その上に取り外し式の外冠を装着します。必要に応じて抜歯や歯周病治療を伴います。
費用:治療費を含めて平均的に200万円〜300万円程度(すべて保険外治療)。初診は5,500円(税込・保険外診療)です。
主なリスク・副作用:内冠を装着するために残っている歯を削る必要があります。装着後しばらくは違和感、痛み、発音のしにくさが生じることがあり、調整が必要です。内冠を装着した歯であっても、歯周病や歯根破折により将来抜歯となる可能性があります。顎の骨や歯ぐきは経年で変化するため、定期的な調整や修理が必要になる場合があります。すべての方に同じ結果が得られるものではありません。
保険適用の有無:保険適用はありません(自由診療)。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のよくある質問
Q:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)はどんな人におすすめですか?
A:全体の歯がボロボロやグラグラの方や、全体的に被せ物や詰め物といった治療を受けられ将来的に歯が悪くなってくる可能性がある方、保険内治療の入れ歯で支障が出ている方、インプラント治療以外で従来の入れ歯治療に抵抗がある方など様々な人に向いています。
特に50代60代の患者さんにとっては、将来を見据えた治療となるので治療を最後にしたい方にとっては大変向いています。
Q:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)はどれくらいもちますか?
A:ドイツのバイエルン州にあるレーゲンスブルク大学附属病院による2009年に報告されたテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の追跡調査によると、577名のテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)装着患者の1807本の内冠を装着した歯の10年生存予後は86.6%〜98.8%と非常に高い数値でした。
加えて、内冠の歯が抜歯に至っても修理できるテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の設計にしている限り、外冠を作り変える必要がないことを考えれば、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)を長持ちさせることは可能です。
【関連記事】テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は何年使えますか?テレスコープ義歯の寿命を解説
Q:総入れ歯でもテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)はできますか
A:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は1本のみの欠損から、1本しか残っていない方まで幅広く適応することができます。
歯が1本もない場合は、総入れ歯であるため、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)ではありません。
ただし、上の歯が総入れ歯、下の歯はテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)という組み合わせの治療は可能ですのでご相談ください。
【関連記事】総入れ歯とテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の違いと選び方
Q:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)とインプラントと迷っていますが、どちらがいいですか
A:患者さんのお口の中の状態やご年齢、持病などの全身状態によって異なります。
当院ではどちらの治療も対応できますので、まずはご相談ください。
Q:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)はいつ外しますか?内冠の金属の見た目が気になります。
A:内冠の見た目が気になる方は少なくありません。
しかし、外冠を外すのは、歯磨きをする時のみですので、内冠の状態を誰かに見られることはありません。
数日の外泊であれば、外冠を外さずにそのまま歯磨きをするよう患者さんにはお伝えしています。
Q:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は寝るときも外さなくていいのですか?
A:はい、就寝時も装着したままお休みいただけます。外していただくのは歯磨きのときのみです。内冠と外冠がしっかり嵌まる構造のため、就寝中に外れることはなく、噛み合わせも良い状態で維持されます。
Q:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)に保険は使えますか?
A:保険は適用されません。素材・設計・製作方法のいずれも保険診療の規定の範囲外にあるため、すべて保険外治療(自由診療)となります。
Q:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の費用はいくらですか?
A:治療費を含めて平均的に200万円〜300万円程度です。種類やお口の状態によって金額は変わります。初診(ご相談・診察)は5,500円(税込・保険外診療)です。
Q:歯が1本しか残っていなくてもテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)はできますか?
A:できます。レジリエンツテレスコープであれば、残っている歯が1本でも治療が可能です。歯が1本もない場合は総入れ歯となり、テレスコープ義歯ではありません。
Q:欠損が1本だけでもテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)はできますか?
A:1本のみの欠損から適応できます。ただし欠損の本数や位置によっては、ブリッジなど他の治療方法が適している場合もありますので、診察のうえご提案いたします。
Q:テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の治療費は医療費控除の対象になりますか?
A:治療を目的とするものであれば対象となります。確定申告により所得税の還付を受けられる可能性がありますので、領収書は必ず保管してください。詳細は国税庁のウェブサイトまたは最寄りの税務署にご確認ください。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のご質問は他にもたくさんいただきます。
これまで患者さんからいただいた、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のよくあるご質問をQ&Aでまとめています。
【関連記事】テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のよくある質問Q&Aまとめ
まとめ
インプラントや従来の入れ歯に抵抗を持っている患者さんは少なくありません。
テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)はそのような患者さんにとって有効な治療の選択肢です。
多くの患者さんがこの記事をきっかけにテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で救われることを願っています。
この記事のまとめ
- テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、金属の針金を使わない取り外し式のブリッジに近い入れ歯です。内冠と外冠の2重構造で、残っている歯を守りながら失った歯を補います。
- 就寝時も外す必要がありません。外すのは歯磨きのときのみです。
- 種類は主に4つ。残っている歯が1本でもレジリエンツテレスコープで治療できます。
- 費用は治療費を含めて平均的に200〜300万円程度で、保険は適用されません。医療費控除の対象にはなります。
- 歯科医師による技術差が非常に大きい治療のため、歯科医院選びが結果を大きく左右します。
これからテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)をご検討の方は、当院では初診時の治療の前にお悩みをお伺いし、治療のご相談から行いますのでご安心してお越しください。
初診は5500円(保険外診療)です。
すでに他院でテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の治療を行いお困りの方は、対応可能かどうかは状態によりますので、まずは当院にお問い合わせいただければと思います。
来院前に実際にテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で治療した患者さんの事例をホームページの症例集に数多く掲載し解説しておりますので、ご参考にされてみてください。

【関連記事】実際のテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で治療した見た目やテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の治療費用は症例集で確認できます
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【書籍紹介】ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)がよくわかるおすすめ書籍

これまで患者さんからいただいた、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のよくあるご質問をQ&Aでまとめています。
【関連記事】テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のよくある質問Q&Aまとめ


執筆者 このは歯科クリニック 院長 小西浩介
【執筆者紹介】全国の歯科医師に総入れ歯・ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)を教育する院長 小西浩介の経歴紹介
このは歯科クリニック
院長:小西 浩介(ドイツ式入れ歯・テレスコープ義歯・総入れ歯治療専門)
〒113-0001 東京都文京区白山1-33-27 HDCビル1F/2F/B1F
日付: 2024年4月27日 カテゴリ:歯のお悩みブログ





















