歯が悪くなりブリッジができない歯の場合、状態が深刻であることが少なくありません。
ブリッジができない歯の場合、インプラントや、従来の入れ歯ではないドイツ式入れ歯と言われるテレスコープ義歯という治療方法があります。
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この記事では、実際の患者さんのブリッジができない歯の状態を写真で解説し、ブリッジができない歯の患者さんがこれから最善な治療を受けることができるきっかけになればと思います。
この記事の執筆は、歯がボロボロの状態や、歯を失った患者さんの治療を専門としている、学会やコンペティションで数々の受賞歴を持つ、東京の「このは歯科クリニック」の院長である小西が行っておりますので、今後の治療のご参考にされてください。
この記事の内容は、
- ブリッジができない歯の状態とその原因
- ブリッジができない歯の治療方法をそれぞれ解説
- ブリッジができない歯の治療の流れ
- ブリッジができない歯の治療方法を選ぶポイント
ブリッジができない歯の状態とその原因
ブリッジができない歯とは、その歯が虫歯や歯周病、歯根破折していたり、抜歯が必要となり、ブリッジをしたくてもできない、または避けた方がいい等の状態です。
以下に様々なブリッジができない歯の状態と、原因を解説します。
ブリッジをしていた歯が虫歯でブリッジができない状態
ブリッジが入っているところは、歯が磨きづらく虫歯になりやすいこともあります。
このように虫歯で歯がボロボロで歯を支えることができない歯の状態では、ブリッジができないことがあります。
かろうじて再度ブリッジができる状態であったとしても、またブリッジにして再び悪くなると、全て治療がやり直しとなります。
ブリッジの場合、磨きにくいことや、歯に負担がかかりやすいことで多少なりとも動きが生じて、その隙間から虫歯になりやすいという原因があります。
ブリッジを装着した追跡調査によると、メタルブリッジを装着した10年予後は31,9%であり、その多くの原因が2次う蝕と言うブリッジを装着した歯が虫歯になったことであるとされています。
(参考文献:臼歯部修復物の生存期間に関連する要因,青山ら,口腔衛生会誌 J Dent Hlth 58:16−24,2008)
したがって、ブリッジをする場合は、将来的に治療のやり直しが必要になることを想定することも重要となります。
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ブリッジをしていた歯が歯周病でブリッジができない歯の状態
歯周病で歯がグラグラしてブリッジができない場合や、もともとブリッジが入っていて歯がグラグラして歯が抜けそうな状態では、ブリッジができない可能性があります。
ブリッジは、歯を失った部分を両隣りで支えることから、ある程度丈夫で、歯周病に罹患していない方が望ましいと言えます。
歯周病の状態で、無理にブリッジにしたとしても、ブリッジ全体が揺さぶられてしまうことから、予後は厳しいと想定する方が無難だと考えます。
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複数の歯を失い、ブリッジができない状態
ブリッジは、失った歯の両隣りに歯がある場合に限ってできる治療です。
したがって、失った歯の両隣りに歯がない場合や、ブリッジができない歯の状態であればブリッジができないということになります。
このように、1本2本奥歯がない場合や、奥歯3本4本以上ない場合もあります。
このように複数の歯を失った場合は、ブリッジができないことは患者さんも理解していることが多く、その後の治療は、インプラントか入れ歯かの選択肢となります。
ブリッジができない歯の治療方法
上述したように、虫歯や歯周病の状態や、複数の歯を失った場合でブリッジができない歯の場合、その他の治療方法はインプラントか入れ歯という選択肢となります。
当院では、インプラントではない、従来の入れ歯でもない、「ドイツ式入れ歯」と言われる「テレスコープ義歯」でも治療ができます。
インプラントで治療する場合
インプラントは歯を失った部分に人工歯根である金属製のボルトのようなものを骨に埋め込み、その上に歯を被せる治療方法です。
また、ブリッジが外れそうな状態の場合、多くの歯を失う可能性があります。
その場合は、オールオン4やオールオン6と言われるインプラントを4〜6本入れて総入れ歯を避ける治療方法もあります。
しかし、インプラントは、怖い、やりたくないという方も少なくありません。
この記事を読まれている方は、複数の歯を失っている方もいらっしゃると思います。
1本のインプラントならいいけど、何本もインプラントをしたくないという気持ちもあるかもしれません。
一方、入れ歯という聞くと、ネガティヴなイメージを持たれている方も多いと思います。
たしかに従来の入れ歯は、痛みが出やすいこと、見た目が良くないこと、噛みづらいこと、外れやすいことを多くの患者さんが感じているという臨床実感です。
当院では、インプラント治療のほかに、従来の入れ歯とは全く異なる、「ドイツ式入れ歯」と言われる「テレスコープ義歯」で治療ができます。
「ドイツ式入れ歯」と言われる「テレスコープ義歯」で治療する場合
従来の入れ歯と全く異なる、インプラントを使わない自分の歯を活かせる「ドイツ式入れ歯」と言われる「テレスコープ義歯」という義歯(ぎし)という選択肢があります。
50代60代で歯がボロボロで全体的な治療をしたい方、将来困りたくない、何度も治療したくない方に適している治療方法です。
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このように全体の歯が虫歯でボロボロでブリッジができない歯の状態で、自身の歯が数本残らなくてもテレスコープ義歯の場合は、自分の歯を残すことができます。
もともと歯がボロボロの方は、治療方法によっては、今後歯が弱い、強いに関わらず、将来的に歯を追加で失ってしまう可能性があります。
一般的なインプラント治療の場合は、歯を失ったら追加でインプラントが必要になりますが、
テレスコープ義歯は自身の歯を残しながら、守りながら、将来歯を失っても簡単な修理で継続して修理ができる大きなメリットがあります。
当院には50代60代で歯がボロボロで治療したい方が全国から来院されていますのでご安心してご相談ください。
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まずは、治療の前にお悩みをお伺いし、治療のご相談から行いますのでご安心してお越しください。初診は5500円(保険外診療)です。
ブリッジができない歯の治療の流れ
ブリッジができない歯の状態は、大きな範囲で歯がなくなってしまっていたり、歯がボロボロ、歯がグラグラの可能性があります。
歯がなくなってしまうと食事がとれなくなってしまったり、見た目に支障が出てしまうことがよくあります。
ところが、いざ治療を決意して、歯科医院に相談しても、すぐ歯は入りませんと言われたりする方も少なくありません。
当院に来院される約半数はそのようなお悩みをお持ちで、非常に困ってしまう気持ちはよくわかります。
当院では、インプラントにしてもドイツ式入れ歯にしても、生活に支障が出てしまう恐れのある場合は、治療方針決定後すぐに仮の歯を入れるようにして差し上げています。
まずは、治療の前にお悩みをお伺いし、治療のご相談から行いますのでご安心してお越しください。初診は5500円(保険外診療)です。
ブリッジができない歯の治療方法を選ぶポイント
ブリッジができない歯の場合、インプラントやテレスコープ義歯という治療の選択肢になりますが、患者さんにしばしば聞かれるのは、どちらの治療が良いのかというご質問です。
このような症例は、こちらの方が良いというのはありますが、実際レントゲン検査や各種精密検査をしないとお伝えしにくいのがほとんどです。
インプラントをするにしてもリスクが高すぎる場合や、インプラントが長持ちしない可能性が高い場合は、必ず患者さんに伝え、そのリスクをどう感じるか、費用面のご相談も踏まえてテレスコープ義歯と天秤にかけて決定していきます。
ただし、歯科医師向けの講演でもよくお伝えするのですが、インプラントもテレスコープ義歯も治療の手段であり、そもそも噛み合わせを治すという目的、その治療技術が重要となります。
インプラント治療を受けるなら、インプラント専門の歯医者で治療を受けたい方も多いと思います。
しかし、インプラント治療が成功するかも重要ですが、全体的な噛み合わせの技術や、将来を見据えた全体的な治療計画の提案、もし入れたインプラントが悪くなった際や、歯をさらに失った場合にインプラントが将来できなくなったりした時の治療を考えることも大切です。
当院では、インプラント治療のリスクに考慮した治療も可能ですが、インプラント以外の方法でも従来の入れ歯とは全く異なる「ドイツ式入れ歯」と言われるテレスコープ義歯の治療も多数行っております。
歯を失ったときは再建する噛み合わせの治療技術も大変重要です。
私はインプラントやブリッジ、ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)も噛み合わせの学会で依頼講演もしており、実際に治療した患者さんの症例コンテストで、日本最大規模の学会やコンペティションで何度も最優秀賞を受賞しています。
それをもとに、全国から多くの患者さんに来院していただいております。
【院長紹介】症例コンテストで数々の受賞歴を持つ院長の経歴紹介
当院では、歯がボロボロであったり、歯を失った患者さんに対して、私が考えることができる治療方法をいくつか提案しております。
その上で、どのような治療にするかをご一緒にご検討できればと思います。
まずは、治療の前にお悩みをお伺いし、治療のご相談から行いますのでご安心してお越しください。初診は5500円(保険外診療)です。
執筆者 このは歯科クリニック 院長 小西浩介