最終更新日:2026年9月9日
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リーゲルテレスコープ義歯とは、ドイツ式入れ歯と言われるテレスコープ義歯の種類の1つです。
リーゲルテレスコープ義歯とは──この記事の結論
まずは、この記事の結論からお伝えします。
- リーゲルテレスコープは、鍵の仕組みで義歯が固定されるテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の種類
- 主に、奥歯2本失った方で他の歯は全て健康の方の部分入れ歯の治療方法として使用します
- リーゲルテレスコープは、テレスコープ義歯の種類の中で唯一、その特性上自分の歯につける内冠が自分の歯同士でブリッジのように固定しているので、その歯にトラブルが起きると全て作り直しのリスクがあるため、私は余程の好条件の症例ならびに患者さんが十分にリスクを理解していない限りリーゲルテレスコープは推奨していません
- 他院で治療したリーゲルテレスコープで中の自分の歯にトラブルが起き、当院で再治療する方が近年急増しているため、リーゲルテレスコープで治療する場合は実績のある歯科医師のもとで治療をおすすめ
この記事では、リーゲルテレスコープの種類やメリット、デメリット、費用等、リーゲルテレスコープの全てがわかるように解説しています。
この記事の執筆は、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の治療を専門としている、学会やコンペティションで数々の受賞歴を持ち、全国の歯科医師に多数の依頼講演と執筆を行う東京の「このは歯科クリニック」の院長である小西が行っておりますので、今後の治療のご参考にされてください。

【執筆者紹介】全国の歯科医師に総入れ歯・ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)を教育する院長 小西浩介の経歴紹介
このブログも含め、私が執筆した歯がボロボロ、歯を失った方でお悩みの方への入れ歯治療に関する医療コラムを以下にまとめていますので、いつでも見返せるようにブックマークに登録していただいてから読み進めていただければと思います。
この記事の内容は、
- リーゲルテレスコープとは
- リーゲルテレスコープのメリットとデメリット
- リーゲルテレスコープの特徴と種類、適応症例と推奨しない症例
- リーゲルテレスコープの治療の流れ
- リーゲルテレスコープの治療費用値段、保険適用可能か
- リーゲルテレスコープに関するよくあるご質問
- リーゲルテレスコープのメンテナンスと寿命
- リーゲルテレスコープの実際の症例を解説
- まとめ
- 歯がボロボロでお困りなら当院でテレスコープ義歯 ドイツ式入れ歯治療をご相談ください
リーゲルテレスコープとは

リーゲルテレスコープとは、ドイツ式入れ歯と言われるテレスコープ義歯の種類の1つで、奥歯2本または3本なくなってしまった方に適した方法です。
【関連記事】テレスコープ義歯・ドイツ式入れ歯とは?テレスコープ義歯の種類、費用を解説します。

治療前

治療後:リーゲルテレスコープを装着した状態
奥歯2本または3本失って部分入れ歯を検討されている方や、インプラントをしたくない方、現在の部分入れ歯が合わない、動いて使えない方に向いている治療方法です。
リーゲルテレスコープは従来の針金を使用する部分入れ歯であるクラスプ義歯のようなものではありません。
針金を使わないため見た目が自然で、義歯が動いたり外れることもありません。
従来の入れ歯のイメージとは異なり、取り外すことができるブリッジのようなドイツで生まれたドイツ式入れ歯の1種類です。

奥歯の欠損から手前2本の歯を削った状態

その2本の歯に内冠(ないかん)を装着した状態、内冠の後方には鍵を仕込む鍵穴の装置が付属されている。

リーゲルテレスコープの外冠(がいかん)を装着した状態。外冠は患者さんが取り外しができます。

外冠を内側から見た写真で鍵を閉めた状態。これで義歯が外れない状態となります。

外冠を内側から見た写真で外冠の鍵を開けている状態。これで患者さんが外せる状態となります。鍵は患者さんの指で開け閉めできます。
ドイツ語で「リーゲル」とは「鍵」を意味していて、その名の通り、歯に装着する内冠(ないかん)の内側にある鍵穴に、内冠の上から装着する外冠(がいかん)にある小さい鍵を患者さんの指で開け閉めして外冠を固定します。
この鍵は親指と人差し指で簡単に外すことができるため、外冠を取り外して中の歯を清潔に保てます。
この鍵は小さいため外からは見えることはありません。
この鍵は食事中に緩むことも義歯が動くこともなく、しっかりしているため物をしっかり噛むことができます。
そのため、従来の部分入れ歯のような動いてあたって痛い、食べにくいということは非常に起こりにくいというメリットがあります。
また、リーゲルテレスコープを含むテレスコープ義歯は歯磨きをする時のみしか外す必要はありません。
就寝時も装着したままで、材質が良いため、よくある入れ歯洗浄液に夜間つけておく必要はありません。
外出や外泊程度であれば外冠を装着したまま通常の歯磨き通りで構いません。
お手入れも簡単ですし、取り外すことができる義歯(外冠)が欠けてしまったりなどの破損をしたとしても修理も簡単です。
【関連記事】 外さない入れ歯の値段・費用はいくら?|種類・メリットを入れ歯専門の歯科医師が解説
このリーゲルテレスコープ義歯が向いている方は、非常に限定的であるため、まずはこれまで私がテレスコープ義歯で治療を行なった実際の患者さんの当院の症例集でご自身に近い状態を見つけていただき、どのような治療方法になるかをご確認いただければと思います。
【症例集】歯がボロボロでもドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)で歯の悩みがなくなるBefore、After!治療方法と費用を掲載
リーゲルテレスコープのメリットとデメリット
リーゲルテレスコープのメリット

【写真左】従来の針金の部分入れ歯のクラスプ義歯【写真右】ノンクラスプ義歯
針金式の入れ歯とは違い、外から金属が見えないため見た目が自然でしっかりと噛むことができるメリットがあります。
針金がないノンクラスプ義歯(ノンクラスプデンチャー)は、クラスプがない点ではクラスプ義歯よりも良いかもしれませんが、その材質上たわむため、部分入れ歯が動いてしまい、しっかり噛むことが難しい場合もあります。
しかし、実際は意外とクラスプではない部分が目立ってしまうこともしばしばあります。

他院でノンクラスプデンチャーで治療した患者さんの状態

ノンクラスプデンチャーで引っ掛けていたご自身の歯は歯周病のようにグラグラになっている状態
また、ノンクラスプ義歯(ノンクラスプデンチャー)といえど、クラスプ義歯と同じように入れ歯を支えている歯に負担がかかりやすいことは大差はなく、自身の歯が歯周病のように歯がグラグラになってしまったり、歯が折れてしまったりしてしまうことが頻発しやすいという臨床実感です。
【関連記事】 ノンクラスプデンチャーで後悔しないために

治療前:他院でクラスプ義歯で治療するものの歯が折れたり抜けたりしていた症例

治療前の見た目

治療後:上下ともにリーゲルテレスコープではないテレスコープ義歯で治療した状態

テレスコープ義歯での治療後の見た目
【関連記事】 歯周病で入れ歯を検討している方へ|後悔しない治療方法・種類・費用を解説
そもそも、通常の部分入れは動いてしまうことで食事中や睡眠中に使用すると、誤飲する可能性もあります。

部分入れ歯を誤飲した約半数が奥歯2本や3本欠損の従来の小さい部分入れ歯(リーゲルテレスコープではない)というデータ
その点、リーゲルテレスコープであればこれらが払拭されます。
もう一つのメリットは、義歯を支える歯の負荷に耐えれるよう内冠で歯を連結し固定することで強化することができます。
内冠をつけることで物理的に虫歯になりにくい状況にすることができます。
一般的には奥歯がなくなった場合、インプラント治療を推奨する歯科医師が多いようです。
しかし奥歯の特性として歯がなくなってしまうと、その骨が下がってしまい、元あった場所に骨がなくなってしまうことがよくあります。
下あごの骨の中には神経や血管が全部入っている、パイプのようなもの(下顎管:かがくかん)があります。
骨がなくなり高さがなくなると、骨に埋め込む手術の際にインプラントのボルトがその下顎管にぶつかり大出血や知覚神経が麻痺する後遺症が生じてしまいます。
現に、インプラントが流行した2000年代には残念ながら死亡事故も起きています。
神経や血管はレントゲンではなく3Dで捉える歯科用CTを使わなければ正確に確認できません。
しかし、医院によっては導入していないところもあります。
今でも無理に行う先生のもとでは、神経を損傷して後遺症が残ってしまう事故が起きています。

【関連記事】インプラントが怖い方へ|歯をなるべく残して“手術なしで噛める”方法
私もテレスコープ義歯以外にもインプラントで治療を行うこともありますので、インプラント治療が決して良くないという意味ではありません。
しかし、治療のリスクやデメリットは患者さんもよく知っておくことは重要であると考えます。
リーゲルテレスコープのデメリット・リスク
リーゲルテレスコープをはじめとするテレスコープ義歯は非常に難しい技術が必要であるため、できる歯科医院は限られています。
また、テレスコープ義歯はハンドメイドで患者さんに合わせたオーダーメイドであるため製作技術も大変難易度が高い治療とされています。

テレスコープ義歯専門の歯科技工士がオーダーメイドで製作する
また、歯科医院、歯科医師によっても技術の差はありますので、よくご検討されることをお勧めします。
【関連記事】テレスコープ義歯 ドイツ式入れ歯のデメリットとは?
リーゲルテレスコープは特性上、歯を内冠で連結するため、ブリッジのように歯が悪くなって抜歯に至れば、使えなくなってしまう可能性があります。
したがって、当院では余程条件が揃ったケース、かつ患者さんがこのリスクを十分にご理解していない限りリーゲルテレスコープで治療をすることはないテレスコープ義歯です。
かつて日本最大規模の学会の日本顎咬合学会で、歯科医師で初めてリーゲルテレスコープの症例で症例報告で学会で受賞し、この分野で歯科医師向けの講演・執筆を多数行っていますが、私このリーゲルテレスコープをはほとんど推奨していません。
近年、他院でリーゲルテレスコープ義歯で治療し、内冠の歯にトラブルが起きどうしようもなくなり、当院に助けを求められる患者さんが急増しており、患者さんにおかれましては事前に歯科医師からの十分なリスクの説明を聞くことをおすすめします。

そのようなことが懸念される症例や他の歯も心配な症例は、テレスコープ義歯の他の種類であるAGCテレスコープやコーヌステレスコープ、レジリエンツテレスコープのいずれかで大抵は適応できますのでご安心してご相談ください。
【関連記事】お口の中の状態別で解説|テレスコープ義歯 ドイツ式入れ歯の症例集とその治療費用
歯のない本数や、歯の状態に合わせて、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の主な4種類の使い分けの目安をまとめました。
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧ください
| 種類 | 向いている方 | 必要な残存歯の目安 | 固定の仕組み |
|---|---|---|---|
| コーヌステレスコープ | 奥歯や前歯がない方、歯がボロボロの方、部分入れ歯やインプラントを検討中の方 | 最低4本、6本以上あれば多くの場合適応 | 歯を支えにして義歯を固定 |
| AGCテレスコープ | 歯の神経がない歯が多い方、すでにインプラントが埋入されている方 | コーヌステレスコープに準じます | コーヌステレスコープと近似 |
| レジリエンツテレスコープ | 歯が少ない方、歯が弱い方、これから全ての歯を抜いて総入れ歯を検討している方 | 最低1本(5本以下の方向け) | 歯肉と義歯の密着による吸着現象と歯のわずかな支え |
| リーゲルテレスコープ | 奥歯が2〜3本なくなった方で、部分入れ歯を検討されている方 | お口の状態により異なります | 義歯に内蔵された鍵(リーゲル)で固定 |
あくまでも私のこれまでの臨床実感で、わかりやすく分類しているだけですので、同じ状態であっても治療の計画は患者さんによって千差万別です。
まずは、治療をする前に当院にお越しいただいてお口の中を診察すれば、ある程度のプランはお伝えできますし、その方が確実です。
初回のご相談は、初診料5500円(自由診療)で承っています。
リーゲルテレスコープの特徴と種類、適応症例と推奨しない症例
リーゲルテレスコープの種類と構造
リーゲルテレスコープには、旋回(せんかい)リーゲルと回転リーゲルという鍵の構造で2種類に分かれます。旋回は扉を開け閉めするような動きをする鍵の構造で、回転はドアのレバーを下に押して開け閉めできる鍵の構造です。
私は臨床では強度と長期使用を考慮して旋回リーゲルを主に使用しています。
リーゲルテレスコープの適応症例
リーゲルテレスコープは主に奥歯2本または3本失った方のみに適応します。
インプラントをやりたくない方、奥歯2本または3本失って従来の部分入れ歯に不満がある方に向いているテレスコープ義歯の1種類となります。
条件としては、奥歯が2本または3本残っていない場合で、さらに欠損に近い手前の歯2本が神経を持つ歯の場合はこの方法が使えます。

その手前の歯の2本に内冠を装着するため、歯を1~2mm程の少量削ります。この量は一般的なセラミックよりも少ないため、過度な心配はいりません。
当院では歯の神経は取らずに、かつ術後に痛みが発生することはほとんどありません。
リーゲルテレスコープを推奨しない症例とその対応
私は以下の場合には様々な理由からリーゲルテレスコープは推奨しておりません。
前歯の欠損、前歯の部分入れ歯症例
リーゲルテレスコープの鍵を内蔵する構造上、前歯では分厚くなりすぎ、審美障害、発音障害が顕著に生じやすい。
失活歯(しっかつし)を含む症例
内冠を装着する歯がもともと神経がない歯(失活歯)が1本でもあればリーゲルテレスコープは選択肢から外します。
失活歯は神経がある歯とは異なり、歯根破折に至る可能性が高いと報告されています。
リーゲルテレスコープはテレスコープ義歯の種類の中でも唯一、患者さん自身の歯を内冠で連結する(一次固定と言う、以下解説)構造です。
そのため、内冠を装着した歯が抜歯に至ると、リーゲルテレスコープが全く使えなくなり再治療が必要となる可能性があります。
用語解説【一次固定とは】ブリッジのように直接つなげるという意味。【二次固定とは】内冠の上から繋げる意味であり歯どうし直接は繋がっていない、歯が揺さぶられにくく歯の負荷を減少できる効果がある

【関連記事】全体のリーゲルテレスコープはリスクが高い|注意!テレスコープ義歯で失敗後悔しないために

【写真左】片側処理(奥歯2本3本欠損症例)でコーヌステレスコープを適用した場合、歯に負担が大きい。参考文献:小西浩介:テレスコープデンチャーを臨床に活かすポイント ~症例で使い分けたい各種システム~ デンタルダイヤモンド12月号, p158-165, 2019
奥歯2本程度のみの欠損のみでリーゲルテレスコープが適応な症例の場合、コーヌステレスコープを使って奥歯のみの片側のみの義歯で欠損補綴治療することは適していません。
1980年代は日本では奥歯もコーヌステレスコープで治療をしていましたが、本場ドイツでは推奨されていません。
奥歯2本程度のみの欠損をコーヌステレスコープで行う場合、奥歯から手前2本を支えにしていたのですが、この2本に過重に力が加わることや引き抜く力が強くなってしまい、すぐに悪くなってしまいました。

参考文献:小西浩介 テレスコープデンチャーを臨床に活かすポイント ~症例で使い分けたい各種システム~ デンタルダイヤモンド12月号, p158-165, 2019
したがって、症例に問わず、症例に適したテレスコープ義歯の種類を選定し設計することが長期予後につながると考えています。
リーゲルテレスコープの治療の流れ
実際のリーゲルテレスコープの治療の流れは、以下のようになります。
①初診でお口の中を診察しご相談、その後精密検査
②テレスコープ義歯の種類の選定とデザイン、設計の提案とご相談

個々の患者さんに製作するカウンセリングの資料
③治療開始、内冠を装着する歯を削り仮歯、仮義歯を装着
④リーゲルテレスコープの最終の型取りを行い装着
⑤メンテナンスで3~6か月間隔の定期的な確認とクリーニング
【関連記事】ドイツ式入れ歯・テレスコープ義歯の治療の流れ|初診相談から完成まで専門医が解説
リーゲルテレスコープの治療費用値段、保険適用可能か
リーゲルテレスコープを含むテレスコープ義歯は保険適用ではありません。全て保険外診療となります。
当院では、リーゲルテレスコープの治療開始から仮歯、リーゲルテレスコープの製作、装着、調整まで含めたトータルの費用で治療費をご案内しています。
【歯の状態別|料金表】歯の状態や本数で治療費用がすぐにわかる一覧表
リーゲルテレスコープは原則、白金加金合金というゴールドとプラチナの合金で製作することで長期的な使用が担保できるため、この金属も治療費用に含んでおります。
治療費用は、奥歯2本または3本失った方はおよそ150万円程度必要です。
リーゲルテレスコープに関するよくあるご質問
Q: リーゲルテレスコープの治療は痛みがありますか?
A: インプラント治療のような外科手術はありません。骨にボルトを入れることはありません。歯を削る際には歯科治療で一般的な麻酔を行うため、痛みはありません。
Q: 治療にかかる期間はどのくらいですか?
A: 約4~6か月です。始めの1か月は1~2週間に1度のペースで、最終的な型取りが始まれば1か月に1度の来院頻度です。抜歯が必要な場合は、約3~6か月程度追加で必要です。リーゲルテレスコープを装着するまでは仮歯や仮義歯が入るため、歯がない期間はありませんのでご安心ください。
【関連記事】ドイツ式入れ歯・テレスコープ義歯の治療の流れ|初診相談から完成まで専門医が解説
Q: リーゲルテレスコープの治療費用の支払いはどうすればいいですか?
A: 保険外診療となるため、クレジットカード、銀行振込、現金いずれも可能です。手数料なしの院内分割や他社でのデンタルローンも数社取り扱っておりますのでご相談ください。お支払い方法のご案内はメニューの料金表をご覧ください。
これまで患者さんからいただいた、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のよくあるご質問をQ&Aでまとめています。
【関連記事】テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のよくある質問Q&Aまとめ
リーゲルテレスコープのメンテナンスと寿命
リーゲルテレスコープのメンテナンスとは、歯とリーゲルテレスコープのクリーニングとチェック、調整のことを指します。
普段のケアは通常の歯磨きのように簡単にできますが、天然歯列と同様にご自身で磨けていないところが発生します。

テレスコープ義歯専門の歯科衛生士と歯科医師が定期的なメンテナンスを行う
虫歯や歯周病に罹患しないよう磨けていないところのケアのアドバイスも行いますので、始めは3か月に1度のペースで、順次メンテナンスの間隔をあけていくことも可能です。
リーゲルテレスコープを含むテレスコープ義歯は修理が可能であるため、余程の状況にならない限り長く使用することが可能です。
【関連記事】テレスコープ義歯はどれくらいもちますか?テレスコープ義歯の寿命を解説します。
リーゲルテレスコープの実際の症例を解説
治療の概要

50代の女性のリーゲルテレスコープの治療前:下の奥歯2本がなく、その手前の歯2本は健康

治療前の噛む面から見た写真:下の奥歯2本がなく、その手前の歯2本は健康
50代の女性の患者さんです。
この患者さんは左下の奥歯が2本なくなってしまい、他院でインプラントの相談に行ったところ、インプラントを埋入する骨がなくてできないと言われました。
たしかに、レントゲンを撮って確認したところ、骨がなくなっていました。
インプラントをいれるためには骨造成といって大掛かりな手術が必要となる症例です。
たとえ骨造成をしてインプラントをしても人工的に増やした骨が感染するリスクが伴います。
しかし、通常の部分入れ歯ではクラスプつまり針金が目立ってしまうこと、義歯が動きやすいためうまく噛めない、それにより義歯の痛みが続くことが懸念されます。
したがって今回はテレスコープ義歯のリーゲルテレスコープを選択し治療を行いました。

50代の女性のリーゲルテレスコープの治療前:下の奥歯2本がなく、その手前の歯2本は健康

治療後のリーゲルテレスコープを装着した状態
リーゲルテレスコープの大きな特徴は鍵で義歯をつけることです。
外側からの写真では全くわかりませんが、内側に小さな鍵がついています。
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リーゲルテレスコープの外側
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リーゲルテレスコープの内側:鍵を開けた状態
この鍵や白い歯の中のフレームは全て白金加金合金で精密に製作されており、全て患者さんに合わせたハンドメイドでありオーダーメイドであります。


外側から見えるのは人工歯と呼ばれる歯と同じ白い材料と床と呼ばれるピンクの材料だけであるため、口を開けた時に不自然さがなく従来の入れ歯とは全く異なります。

リーゲルテレスコープを装着している状態
治療後はしっかり噛めることができ、審美的にも満足していただいた患者さんです。
私がリーゲルテレスコープで治療して装着11年(2026年現在)経過しておりますが問題なく良好な経過をたどっております。

【関連記事】ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)で治療した方の症例集まとめ|お悩み別実例解説
治療費用・治療期間
治療費用:治療費・仮歯・仮義歯込み154万円(税込)
治療期間:約6か月(前半約2か月は1~2週に1度、後半約4か月間は1月に1回の来院頻度)
※治療費用や種類は治療当時の記載であるため、現在は変更になっている可能せがあります。
【関連記事】ドイツ式入れ歯・テレスコープ義歯の治療の流れ|初診相談から完成まで専門医が解説
治療のリスク
・人工的な歯であるため慣れが必要です
・定期的なメンテナンス(3~6か月に一度)が必要です
【注意喚起】リーゲルテレスコープの設計により使用できなくなる可能性があります。他院で治療されたテレスコープ義歯の経過不良事例と原因を以下のリンクで解説しています。
【関連記事】リーゲルテレスコープのリスクが高い設計とは|注意!テレスコープ義歯で失敗後悔しないために
この症例のポイント
このような部分的な片側のみのテレスコープ義歯症例はコーヌステレスコープは不向きと言われています。奥歯2本欠損の場合は、手前2本が健康な歯があればこのリーゲルテレスコープが向いています。
もし、手前2本のいずれかが神経がない場合や、歯周病の場合は、全体の歯を使用し全体のコーヌステレスコープが向いていることもあります。
奥歯2本欠損の手前2本に内冠を装着しておりますが、歯の神経はとっておりません。テレスコープ義歯は約1~2ミリの削る量で十分であるため、神経を損傷するリスクは高くはありません。
この削る量はセラミッククラウンやジルコニアクラウンよりも少なくすることが可能です。
ただし、削る量を少なくするゆえ、加えて内冠外冠の2重構造ゆえに自分の元々の歯よりも少し厚みが出る可能性があります。
薄くする対策としては、内冠外冠の構造を薄くすることが考えられますが、長期間使用するだけの強度が足りないことが懸念されます。
また違う対策として、歯を削る量を多くすることも考えられますが、歯の神経を損傷したり、装着後内冠をつけた自分の歯ごと破折するリスクがあります。
したがって、自分の歯およびテレスコープ義歯を長持ちさせる観点から少し構造が分厚くなることは術前に十分説明を受けることが重要です。
【書籍紹介】ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)がよくわかるおすすめ書籍
まとめ
リーゲルテレスコープは奥歯を2本程度失った方で従来の部分入れ歯やインプラント治療ではない治療方法で患者さんに喜んでいただいております。
テレスコープ義歯の口コミは日本では少ないですが、当院で治療を終えた方には治療後の感想をとっておりますので、そちらもご確認いただければと思います。
【関連記事】テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の口コミ|東京でテレスコープ義歯 ドイツ式入れ歯ならこのは歯科クリニック

歯がボロボロでもテレスコープ義歯で綺麗に治る

インプラント治療を検討されていたがテレスコープ義歯を選択される方も多い
奥歯2本のみではなく全体的に歯がボロボロでお困りの方でもリーゲルテレスコープ以外にも他の種類のテレスコープ義歯でほとんどの場合、治療ができますのでご安心ください。
【関連記事】テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)を完全解説!特徴、種類、メリット、費用は?
ご自身に近い状態が症例集にいずれかに該当すると思いますので、症例集もご確認ください。
【関連記事】歯がボロボロ、グラグラでもきれいに治る!お口の中の状態別で解説|テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の症例集とその治療費用値段
歯がボロボロでお困りなら当院でドイツ式入れ歯 テレスコープ義歯治療をご相談ください


当院では全てのテレスコープ義歯治療は、歯がボロボロでテレスコープ義歯などの治療を行った症例報告で全国で何度も最優秀賞を受賞し、テレスコープ義歯で歯科医師向けに依頼講演や依頼執筆を行う院長の小西浩介が全て設計から治療まで担当しますのでご安心いただければと思います。詳しくはホームページのメニューの院長紹介もご覧ください。

【書籍紹介】ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)がよくわかるおすすめ書籍
これまで患者さんからいただいた、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のよくあるご質問をQ&Aでまとめています。
【関連記事】テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)のよくある質問Q&Aまとめ

執筆者 このは歯科クリニック 院長 小西浩介
【執筆者紹介】全国の歯科医師に総入れ歯・ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)を教育する院長 小西浩介の経歴紹介
このは歯科クリニック
院長:小西 浩介(ドイツ式入れ歯・テレスコープ義歯・総入れ歯治療専門)
〒113-0001 東京都文京区白山1-33-27 HDCビル1F/2F/B1F
【症例集】歯がボロボロでもドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)で歯の悩みがなくなるBefore、After!治療方法と費用を掲載








